すべてを自分ごとで捉えれば、あらゆることが仕事になる
プロフィール
PASS THE BATON 事業推進グループ箕浦 俊太
1989年、愛知県出身。立命館大学 経済学部 経済学科専攻修了。学生時代は音楽活動に没頭し、その後2014年4月にスマイルズに新卒として入社。スープストックトーキョー店舗、財務経理部を経て、PASS THE BATON事業部へ。
※2020年8月時点の情報です。
- 就職を決めたきっかけは、「人」でした
- 僕がスマイルズへと入社することを決めたのは、ある「人」の存在があります。就職活動中に「面白いな」と思える人がいて。彼は僕の1つ年上で、気が合ったので就職活動の際にもずっと連れ合っていました。ある時、某企業の選考帰りに彼と話した際、「この会社、行く気ある?」と聞いてみたんです。そうすると、彼は「いや、無い」と。では「どっか気になるところある?」と聞いたところ、即答で「スマイルズ」という言葉が返ってきました。
スマイルズを知ったのはそれが初めて。何をやっているのか、社長がどんな人なのか、まったく情報を持っていませんでした。ですが、彼の自信満々な表情から、次第に「気になる会社」になっていきました。彼の熱意がきっかけで、興味が湧き、気がつけば僕はスマイルズの門をくぐっていたんです。
- スープづくり・店頭接客から、企画提案・財務経理、そしてPASS THE BATON。
- 入社してから、さまざまな業務に関わってきました。最初は、スープストックトーキョーの店舗業務。レードル(スープ用のおたま)を持ったことも無ければ、包丁を握った経験も数える程度。ルッコラと水菜の違いが分からず怒られたこともありました。料理の「り」の字も知らないまま、現場に飛び込んだような形で、よくやっていたなと思います。
その後は経営企画本部へ。その後は、財務・経理部、そして現ポジジョンであるPASS THE BATONの事業推進グループと、気づけばさまざまな分野の経験をしてきました。意識していたのはとにかく、どこにいても与えられた仕事はすべて全力で行う、ということです。仕事である以上、120%の価値を生み出してこそ。「キツい」と思ったことはほとんどありません。
- 「仕事が多い」よりも「仕事がない」ほうがキツい
- それでもたったひとつだけ「キツかったこと」を挙げるとするなら、本社勤務が始まった後の数日間でしょうか。本社勤務だと心を躍らせデスクにつき、いざPCを開いてメールをチェックすれど、一通も届いていない。それはそうですよね。出社したは良いものの、仕事が一切見つからない。今思えば、「本社に行けば仕事がある」とあたりまえのように思っていたのもしれません。
「自分で仕事をみつける」ということがわかっていなかった僕にとって、それは時間が過ぎるのを待つだけの、地獄のような一日でした。ただデスクに座り、定時を待つだけ。「仕事が多い」ということよりも、「仕事が無い」という方がずっと厳しいのだということを知りました。
しばらくして、上司が僕を呼び、二言だけアドバイスをくれました。
「ひとつミッションをあげよう。人の役に立ちなさい。」
その言葉の意味がまったく分からず、それでも何かしなければと僕なりに悩み考えた結果、僕がはじめたのは「オフィス掃除」と「積極的な声掛け」でした。毎朝、誰よりも早く出社し、全員のデスク拭きとゴミ出し。泥臭い仕事ですが、ひたすらに続けました。プリンタの用紙を補充したり、落ちているゴミを拾ったり。気が付くところがあれば、すべて僕が掃除・整頓。それを毎日続けました。
そして他のメンバーが出社すると、何か困っていることはないかと積極的に声掛け。そのうち、「本棚が汚い」と言う声が。「チャンス!」と思い、誰に許可を取るでもなく、自主的に本棚の整頓を始めました。みんながガツガツ働いているオフィスで、たったひとり、黙々と本棚の掃除をしました(正直、プライドはズタボロでしたけど。)
泥臭い経験も、今でこそ、「徹底的にヒアリングして問題を洗い出し、検証し、ひとつひとつ着実に解決していく」という、プロセスに他ならないと思っています。
- 何をすれば、未来の自分を豊かにできるか
- 思い返すと様々な部門を経験しましたが、とにかくすべての仕事を、「自分ごと」としてきたと思います。スープストックトーキョーでは、アシスタントストアマネージャーとしての仕事をしつつ、積極的に企画書を作り現状を改善しようと試みていたし、とにかく「口に出して言い、自分からひたむきに行動する」というのを心がけました。
「これやりたい!!」とアピールしていれば、どこかで誰かが聞いていてくれる。それは、ただただ新しいことを言いまくる、ということではありません。
現場での実務経験を通じて、期待値を超える行動によって「信頼」を勝ち取ること。泥臭い仕事だって、一生懸命にやりきること。手を広げると決めたなら、まずやるべきことは徹底的にやりこむということ。これが大切なのだと思います。
未来の自分を豊かにするためにも、まずはあらゆる仕事に全力で取り組むことが大切だと考えています。そのためには、すべてを「自分ごと」として捉えること。それが、やりたい仕事であれ、やりたくない仕事であれ、だんだん出来ることが増えるから、自身の「幅」が広がっていくのだと思うんです。
- 立場が変わっても、それぞれの「自分ごと」がある
- スープストックトーキョーでの現場経験、経営企画本部、財務経理部、そして、現在務めているPASS THE BATON 事業推進グループリーダー。数多くの業務に携わってきましたが、もちろん楽しいことばかりではないし、悩み、思い惑うこともたくさんあります。
仕事の内容が変われば、それにともなって自分の立場が変わっていきます。マネージメントされる側から、マネージメントする側へ。それでも、全てを自分ごととして捉えることは変わりません。すべて120%の力を振り絞って努力していきます。今は、全力でPASS THE BATONのミッションにフルスロットルでコミットしていこうと思っています。
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